今井雅宏 無料コラム
2025.4.19 更新
*前日予想と違って、不定期だがほぼ毎週出走馬確定前に行っているMの次週重賞データ分析コーナー。
前週のデータ分析を回顧し、当週の重賞を過去数年にわたってデータ分析しています。
出走馬確定前に分析しているので、今回の出走馬ではなく、あくまで近年の連対馬、人気で凡走した馬のステップを解析し、そのレースの質(特徴)を読み解くと同時に、Mにおけるデータ分析手法の実践を通し、その習得を目指したコーナーになります。
新たに編集S君の予想と、それに対する今井氏のワンポイントアドバイスコーナーが付いて、重賞分析がさらに使いやすく、増量パワーアップ!
2026.10.31 更新
天皇賞秋データ分析
編;今週は天皇賞ですね。キーになりそうな前哨戦は、毎日王冠で人気薄の本命が3着して札幌記念はズバッと的中、宝塚記念も上位に挙げた馬が5着以内独占の形でしたから本番も穴馬をよろしくお願いします!でその前に回顧ですが、まさかの天気で大変でしたよね~。
今;もう呪われた感じだったよね。ようやく雨の季節が終わったと思ったら、降るか降らないか分からない大雨予報とは。
編;理論的に予測が無理なパターンというやつですもんね。
今;日曜は不良に近い重で予想したら真逆の超高速馬場だから対応しようがない。ああいったときは、しょうがないからダートで買った方が良いよ。ダートでも前日に降ってない形で予報が外れると厳しいけど、前日降ってれば翌日は降らなくてもある程度の道悪に変わりないからね。多少の修正で済む。
編;確かにカノープスSでは9番人気の本命が激走して、複勝でも7.1倍付いたりしました。3連単万馬券的中の新潟4Rは堅かったですが、やっぱりダートですね。
今;カナルビーグルは大幅減だったけど、前走が一年ぶりの大幅増で凡走して、勝った3走前に近づいただけだから特に気にする必要はない形になる。あれだけ減っても連対時最高体重より4キロ増えていた差し馬だしね。
編;この馬はどうしてピックアップしました?
今;リアルスティールの延長で追走が楽になるのと、道悪適性が高いということだったよ。ただどこまでの馬場か、水が浮くのかとか分かんないから絞り込むのが難しいけど。ちなみに逆ショッカーとか、AIにMの法則を徹底的に覚え込ませて、いろいろな角度で分析させてるんだ。僕の著作の見出しまで覚えて引用してくるから大変だよ(笑)。
編;ええ、そうなんですか!それで逆ショッカー指数も新指数に変更されたわけです?
今;まぁその話はあとにするとして、とりあえず重賞回顧からやろうか。
編;ええ、そうでした。それにしても重賞の1番人気本命がここでいきなり出て来ましたね。ビックリでしたが、アルテミスSはプルヴィナル本命で結局1着です。これでここ半年の重賞1番人気は3戦3勝になりました。やっぱり重賞1番人気本命は手堅いですよね~。
今;リスグロワールが1番人気かと思って予想したのもあるんだけどね。そしたら、当日はこっちが1番人気だったよ。
編;途中から捲って圧勝と強かったですよね。これはどうして本命でした?
今;モーリスで精神コントロールが難しいから、短縮の道悪はピッタリだよ。あんまり馬場が悪くなると適性が読み切れないけど、まぁ東京の稍重くらいまでならちょうど良いんで問題ない。
編;このレースは、予想の想定通りの稍重でしたからね。
今;馬場想定が違って1番人気を本命にしてたりしたら、最悪だからね~。それは良かったね。あとこの時期のモーリスは心身の硬直化が始まってないんで、そういう面でもプラスになる。リスグロワールも道悪適性は高いけどね。ただかなり精神コントロールが難しくて、サートゥルナーリアはモーリスと違って「この時期だから難しくない」とか、そういうのもあんまりないよ。それで遠征だと怖いよね。ただそれにしても小林美駒ちゃんにはやられたよ。
編;外から追い込んで来て驚きました。
今;彼女はメリハリ付けて乗って精神コントロールさせるのが上手いんで、ああいった「差し馬は矯めるだけ矯めないと危ない」みたいな極端な馬場や展開だと怖さがあるよね。東京の重賞ではどうかとも思ったけど、今後はこういった舞台でも評価していかないと、という段階に来た感はあるかな。あそこまで思い切って乗れる騎手は少ないし、見てるとレース感もあるんだよね。ちなみに馬としては、ロジャーバローズで、体力で一本調子に押すL系だからね。まさに外からブレーキを掛けず思い切って乗る競馬が、ちょうど上手くルメールが強気に捲っていって前を潰す展開に嵌まった形だった。
編;それと菊花賞は、どうしようもなかったでしたね。重想定が超高速良と正反対では。本命も「揉まれると?も道悪なら対応しやすく」でしたし。
今;あのステップで、高速のハイペース追い込み競馬を早めの好位では、まずどんな馬でも無理だったよ。
編;それでも3着には残しましたからね。
今;レース前には突然の高速馬場になったんで凡走かな?と諦めてたけどね。揉まれたことのない体力型L系が、多頭数中枠の延長で、道悪ではないともなるとかなり辛く感じる。
編;それはやっぱり解説通りにバラけないからですか?
今;もちろん隊列の面もあるし、それ以上にこの距離で重なら追走ペースが落ちるからね。このステップで一番怖いのは道中の感じ方の前走からの違い、つまり追走ペースによるところが大きいわけだよ。加えてこの馬自体が道悪巧者のL系だから、三重の意味でも逆方向になって厳しくなる。実際、高速良であの正攻法でも3着なら、天気予報通り雨が降っての重だったら、普通にあっさり勝ってたよ。2着馬は重までいくと良くないし、勝ち馬もそうだよね。コントレイルは前走より体力を使うレースだと得意だけど、酷い重は走法的に苦手になる。だから良のスタミナ比べか、稍重とかがピッタリなわけだよね。前走は稍重でも、ほぼ重と同じコンディションだから駄目だったわけだし。
編;なるほど、言われてみると「コントレイルは中山のこういう重には向かないことを覚えておこう」って、あのとき解説してましたっけ。
今;そういうことだよね。今回も同質の馬場になる筈が予報と全然違ったという、どうしようもない結末だったわけだ。あと松山は外差しを前走でしたのが、結局こたえちゃった感じはあったよ。
編;ロブチェンは前走の回顧表で珍しく、「こういう競馬を続けすぎるのはどうかだが」って、将来への苦言コメントがついてたのが不思議で気になってましたが。
今;ああいった馬の前哨戦の戦い方としてだったよ。ダービー含めてどうだったのか、という疑問は結局残っちゃうよね。心身の持っていき方として。集中力が切れちゃう可能性が出てくるわけだから。
編;前走、敢えて外を回ったということですか?
今;C質が薄れていくよね。前向きな感じが。
編;あと最後に冒頭で触れた新逆ショッカーですが、結構パワーアップしてましたね~。土曜は逆ショッカーリーチ馬で最高得点のリアルアルバが、8番人気で勝って単勝1790円も付けましたよ。
今;あのレースだよね~。お陰で僕の本命対抗が2,3着でワイドになったという。
編;ワイドの1点目でも12.7倍付けてましたよ(笑)。人気薄のヴィエントデコラを相手にピックアップしてました。
今;短距離の短縮だと結構ルヴァンスレーヴも我慢するんだよね。特にパワーレースになりやすい1200mは牡馬だと決まる。リアルアルバはリズム的に調子がどうかと思ったけど。
編;マテラスカイの短縮で逆ショッカー指数6点と最高点を獲得してましたね。やっぱりマテラスカイの短縮は良いんですか?
今;高いけど1200mはそうでもないんだよね。その辺は逆ショッカーでどうなるかとか、細かく修正して出してるから。
編;田口も高かったですね。
今;この場合の逆ショッカーだと5になってるよね。あとは生命リズム値を組み込むとより使いやすくなるんで、また更にアップグレードするかもだよ。
編;えっ、それは楽しみですね~。それでは天皇賞秋のデータ分析にいきましょう。まず昨年ですが、ダービー2着後のマスカレードボールが勝ちました。ただこのステップはいません。2着もセントライト記念勝ちのミュージアムマイルだったので3着ですが、宝塚記念3着後の8番人気ジャスティンパレスが来ました。宝塚記念3~5着からの直行組はどうなってます?
今;15頭中5頭が3着以内だよ。来たのは前走3角3番手2頭と、10番手以降が3頭。巻き返しステップだけに、ある程度メリハリつけて乗っていた馬がベター。今回は3角2~12番手と様々。ただ1角で4番手以内は8頭中3頭が来ていて、10番手以降は4頭中2頭が来ているから、これも巻き返しステップだけにある程度メリハリつけて乗った馬がよく巻き返している。あと好位だった馬は前走15番手で、いつものように巻き返しステップらしく大胆な位置取りショックを掛けて来そうな馬にも注意したい。2走前は海外と天皇賞春。とはいえ該当15頭全馬GⅠで、ほとんどみんな似たようなステップだから、特段意味のあるデータでもない。着順は、連対2頭と、12着以下2頭で、6着が1頭。連対していた馬は6頭中2頭、10着以下は3頭中2頭が来ていて、生命リズムにメリハリがあるとベター。5走前まで遡るとGⅠかGⅡで5着以内。タイトな競馬を経験している馬だった。
(続く)
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