今井雅宏 無料コラム

2025.4.19 更新

*前日予想と違って、不定期だがほぼ毎週出走馬確定前に行っているMの次週重賞データ分析コーナー。

前週のデータ分析を回顧し、当週の重賞を過去数年にわたってデータ分析しています。

出走馬確定前に分析しているので、今回の出走馬ではなく、あくまで近年の連対馬、人気で凡走した馬のステップを解析し、そのレースの質(特徴)を読み解くと同時に、Mにおけるデータ分析手法の実践を通し、その習得を目指したコーナーになります。

新たに編集S君の予想と、それに対する今井氏のワンポイントアドバイスコーナーが付いて、重賞分析がさらに使いやすく、増量パワーアップ!


2026.3.21 更新

阪神大賞典データ分析

編;今週は昨年3着まで予想の順番通りで決まって、単勝14倍、3連単196倍も1点目で当てたフラワーCなど4重賞ありますよ。あれは『ウマゲノム種牡馬辞典』のまえがきで登場したレースですし、今年も楽しみですね~。

今;キズナで3着以内独占だったからね。同じ種牡馬で何故優劣が付くのか、人気薄の方が勝つ構造を解説するにはちょうど良いレースだったよ。

編;「ステップが全て」というまさにM的な結末でしたよね。その前に回顧ですが、スプリングSはショックでした。人気薄の本命アクロフェイズがタイム差無しの3着ですからね~。大荒れでも、予想でピックアップしてた馬が5着以内を独占のレースで走れる馬も分かっていましたし。あの写真が2着なら僕も相当儲かったのですが・・・。

今;二人で本命が一緒だったしだね。

編;ええ。実は前走の若葉Sの回顧表でA評価だったんですよ(笑)。

今;あ、そうだったんだ。

編;滅多に出ないA評価で、もちろん若葉S組では1頭だけですね。そもそもB評価も3頭しか出てないレースだったのでよく覚えてました。A評価は人気薄でよく激走しますから、常にチェックしてますよ。次のレースで走らない場合は、その次のレースとかで激走することも多いですしね。

今;高齢馬でなければ、それなりに良い馬に付けることが多いから、次が合わないレースに出て来た場合は覚えておいて、オプションが合うレースに出て来たときに狙うと良いよ。

編;そうですよね~。締め切り直前で人気になって7番人気でしたが、それまではもっと人気薄でしたし、盛り上がりましたが。

今;ロードカナロアの外枠がどうかと思ったけど、むしろ途中から淀みないペースになって、更に外の追い込み馬にやられるとは、流れはやってみないと分からないね。

編;5着まで3角9番手以内で来たのはアクロフェイズだけという、極端な追い込み競馬でしたもんね~。早めに捲られてもう3着も危ないかと思いましたけど、頑張って最後まで差し返そうとしてました。やっぱりロードカナロアの相手強化という感じでしたよね。まさかのルメールの大捲りで追い込み競馬になっちゃいましたが。今井さんは、結構アクロの複勝も買ってましたよね?

今;クレパスキュラーはパドックで前走以上に相当入れ込んでたからね。断然人気が少し怪しくなったんで、あれが飛ぶと複勝でもかなり付く。

編;結局、複勝でも4.2倍付けましたね。

今;それと逆に入れ込みが懸念されたアクロは入れ込んでなかったから、かなり堅くなったのもあったよ。

編;確かに「輸送どうかで入れ込み発汗注意」で、パドックは落ち着いてました。

今;ロードカナロア牡馬は硬くなってテンション上がったときが一番危ないからね。というかアウダーシアの津村だったよ。前走と同じ先行策なら確実に今回は飛んだけど、一気に追い込みに回る位置取りショックが、外追い込み競馬にドンピシャだから。

編;あの位置取りショックは読めなかったです。外枠のキズナが、消耗戦の追い込み競馬で追い込みに回る位置取りショックを掛けられたら、それは来ちゃいますよね。辞典の解説通りでした。

今;今年は2度目だよね、津村のアクロバティック騎乗にやられたのは。

編;noteの「ドキュメントM」に載ってるフェアリーSですよね。あれも超人気薄が津村にやられて3着でしたっけ。

今;なんか中山では最近スイッチが入ってるね。仕掛けどころがピッタリで。

編;あと日曜中山6Rでは、3連複99倍とほぼ万馬券を3点目的中がありました。馬連も3点目的中でしたね。

今;あれは本命のニシノケンタマンが叩き2戦目で綺麗に絞れてきたから、当日期待値が上がったよ。

編;やっぱりベクトルの合ってるレースで絞って勝負でした。

今;あの馬の場合、休み明けの太めで凡走した後なんで、もし増えてたらほぼ来ない。絞れるのと増えるのでは、来る確率が5倍以上は違ってくる臨戦過程だった。しかも馬体が増えてから3連続好走後の1番人気が、間隔開けてまた減ってきたから少し危なくなったんで、余計に馬体重的には良いレースになったね。

編;金鯱賞は予想上位5頭のうち3頭で決まって結構付けました。ただメリハリ付けて乗ればという解説のヴィレムが、普通に好位で乗っちゃったのは痛かったです。どうして「メリハリ付けて乗れば」という解説だったわけですか?

今;キズナの相手強化だからね。どっかでブレーキを掛けずに一気に脚を使う形が合う。矯めて捲るか、追い込むか、1,2番手か。一瞬の脚はないから。シェイクユアハートはストレス薄れて短縮だから、ここ2走のリズムではM的に本命にしないといけない馬だけど、蓄積疲労が気になって相手の1頭にしちゃったんだよね。あの使い詰めのステップでもしっかり勝つあたり、C系ハーツクライの相手強化での凄さということで脱帽だったよ。

編;あとジョバンニの突然の▲はびっくりしました。2番人気の前走も切り捨てで、ここ2走は完全に評価下げていた馬でしたが。

今;3走前は本命だったよ。休み明けのエピファネイアが馬体減りで3着までだったけど。エピファネイアだけど、フレッシュなときなら馬群を割れるんで内枠は向く珍しいタイプなんだよね。

編;そういえば辞典の付録対談でも、そう話してましたね。

今;今回はノーストレスだから、久しぶりに走れるタイミングだった。もちろん神戸新聞杯くらい馬体が減ったらいくらC要素があるとはいえ、エピファネイアだから凡走してるけどね。480キロ台ならちょうど良い。このレースは2番人気がかなり危ないし、ジューンテイクも危ないから当てたかったけど。

編;ドゥラドーレスは切り捨て予想でしたね。人気サイドが低い評価のときは期待値高いですよね。土曜は勝負レースで2レース的中して、阪神5Rでは単勝15.9倍の本命が勝って、馬単47.9倍2点目で、3連単247倍が当たったレースもありました。

今;あれは初出走馬が本命だったでしょう?

編;そうでした。久々に「初戦から走れるタイプ」での本命を出しましたね(笑)。

今;そろそろ初出走馬が未勝利戦で激走する季節になってきたよ。前もこの季節に同じキズナ産駒のウエストナウが激走したでしょう?

編;ええ、あれも初出走の人気薄で対抗の高評価でしたもんね。そのあと重賞でも走りましたっけ。

今;以前にも解説したけど、初出走はフレッシュだけど、揉まれ弱い馬だとスムーズでないと駄目だからね。その辺のバランスを取りながら予想しないと。

編;ただこのレースも初出走が5頭いましたけど、その中でエンネを本命にピックアップするのはどうしてですか?

今;血統的にも初出走で走れるタイプじゃないとだから。やっぱり量系の方が良いよ。C系を内目で狙う方法もあるけど、その場合のタイミングは結構難しい。初出走らしく出遅れちゃって馬群に入れないとアウトだし。エンネならキズナなんで、出遅れるくらいが相手強化の場合はメリハリつくレースが自然に出来て向くわけで、スタートにそこまでシビアになる必要もないけど。

編;なるほど、今度僕も狙ってみます。ではデータ分析ですが、今週は阪神大賞典にしましょう。25年は、2400mの3勝クラス2着後のサンライズアースが勝ちました。

今;芝2400m以上の3勝クラス連対馬は、13頭中5頭が3着以内。来たのは2400m~2500m。11頭がその距離だったから確率的には当たり前ではあるだけどね。前走の位置取りは3角1~9番手と様々。今回も1~10番手と様々。ただ今回は1,2番手が2頭と8番手以降が3頭だから、相手強化だけに流れに入り過ぎずメリハリ付けて乗った方がベターになる。

編;さっきの金鯱賞と同じパターンですよね。

今:Mの位置取り理論だね。2走前は、重賞が3頭と3勝クラスが2頭。重賞で16着の1頭を除くと5着以内。3勝クラスの2頭は3走前が2勝クラス勝ちだった。鮮度が高いか、タフな経験をしているか、その両方に注意というパターンになってる。

編;2着マコトヴェリーキーは、京都記念3着後の7番人気でしたが、京都記念好走馬の登録はありません。3着ブローザホーンは、有馬記念12着後の5番人気でした。

今;有馬記念で9着以下は、13頭中6頭が3着以内。来たのは前走3角2~16番手と様々。今回の位置取りも3角4~12番手と様々。ただ1角では5~7番手が5頭。少頭数が多いことを考えると好位~やや後ろみたいなのがよく来ているね。2走前は全馬重賞も、該当全馬が重賞だから特段意味のあるデータでもない。距離は2000m~2500mで、1~12着。着順は1着2頭と11着以下3頭だから、生命リズムにメリハリがあるとベター。4着で来た馬は前走が3番人気と人気を大きく裏切った馬だった。ちなみに前走人気だったのは同馬だけで、あとの12頭は9番人気以下と全くの人気薄だったから。

(続く)


コラムの続きをご覧いただくには『推奨レース&重賞 2,100P』か『重賞予想 1,200P』のチケットをご購入ください。

コラムの続きは土日いずれの日の講義の中でもご覧いただけます。

▲ページトップへ