今井雅宏 無料コラム
2025.4.19 更新
*前日予想と違って、不定期だがほぼ毎週出走馬確定前に行っているMの次週重賞データ分析コーナー。
前週のデータ分析を回顧し、当週の重賞を過去数年にわたってデータ分析しています。
出走馬確定前に分析しているので、今回の出走馬ではなく、あくまで近年の連対馬、人気で凡走した馬のステップを解析し、そのレースの質(特徴)を読み解くと同時に、Mにおけるデータ分析手法の実践を通し、その習得を目指したコーナーになります。
新たに編集S君の予想と、それに対する今井氏のワンポイントアドバイスコーナーが付いて、重賞分析がさらに使いやすく、増量パワーアップ!
2026.8.29 更新
新潟記念データ分析
編;先週もまた人気薄の本命で、重賞をズバッと的中でしたね~。キーンランドCで5番人気の◎が勝って、馬単2点目的中でした。新潟2歳Sも本命が勝って、重賞馬単W的中です。これで8月の重賞は3週連続で得意技の「高配当を3点目以内的中」ですよ(笑)。キーンランドCの馬単47倍、札幌記念の馬連30倍、CBC賞の3連複194倍と、全てが3点目以内の買い目できっちり決めました。その前の7月は函館2歳Sで3連単795倍が1点目的中でしたし、強烈な3点目以内重賞的中ラッシュですね。
今;様々な馬券種で3点目以内の的中が続いているわけだね(笑)。
編;ですよね~。最近の重賞はほとんど本命が来てる感じですもんね。
今;調べたら、8月は7レース予想して本命が5連対だったよ。来なかったのは1レースだけだった。
編;今井さんの予想なので人気薄の本命が多くての結果でしょうし、破壊的ですね。
今;2番人気以内の本命は今回の1頭しかいなかったよ。
編;そうですよね。それと重賞以外では、土曜中京4Rで馬単50倍1点目的中で、新潟9Rも馬連1点目的中、日曜の名古屋城Sも馬連3点目と、当たったレースはいつものように3点目以内が多かったですね。やっぱり馬体重と馬場が合ってるレースで、1~3点目を厚め、あとは当日の状況が合ってる馬と配当が付く馬に流すというのが基本でした。
今;まあ重賞ラッシュなんて話すると条件戦ばかりが当たるパターンになったりしちゃうんで余計な話はしない方が良いけどね~。重賞と条件戦では予想の仕方が違うから、重賞は世界と折り合っておかないといけないんで繊細な作業になる。
編;重賞ラッシュ始まると凄いですもんね~。春のNZT、桜花賞の連続超人気薄激走周辺とか、お正月のラッシュも強烈でしたし。それではそのW馬単的中の回顧ですが、半年に1回くらいしかないという(笑)、重賞での1番人気本命が発動した新潟2歳Sの話も気になりますが、やっぱりキーンランドCから解説してください。前週の札幌記念に続いてまたも5番人気の本命が激走しました。サウンドモリアーナはどうしてでした?
今:これはS君が1点目的中だから、解説して貰わないと。
編;いや、馬連ですからね~。まだ鮮度があるのと、展開ですか?
今;ワンポイントアドバイスで解説したように上がり勝負向きの先行馬だから、前走より前に行く馬が少ない構成の良馬場は単純にプラスだよね。それに逃げなくても良い馬で、もし仮に行く馬がいないのを見て、1,2頭が強引にハナを叩こうとしたら、武豊のことだから間違いなく3,4番手に控えるだろう。そうすればこのメンバーなら、その位置だと結局前走より確実に遅い追走ペースになる。つまりどんな展開になろうが、自身は前走より気分良く追走出来るわけだよ。競馬は前走より気分良く走れてやる気になった馬が勝つスポーツだからね。それと一回叩いた方が気持ちが乗りやすい馬で、ストレス時に間隔を開けた前走よりも、遥かにステップ面でも有利になる。ただ新聞を広げた第一印象は、「これは一番やばいタイプのレースだ」と思ったけどね。当たる感じはしなかったよ。
編;何が問題でした?
今;基本新聞は、最初にサッと逃げ、先行馬の数を確認した後に、内から馬を見ていくからね。パッと見で、そんなに先行馬が多くない。緩ペースでコース開幕週なら内枠有利は基本路線だろう。
編;ですよね。
今;で、内枠に穴馬がいないかずっと何度も熱心に見ていったけど、ぞっとするほど全くいないんだ。走れそうなのは断然人気の馬だけしかいない。最悪だよね~。パンジャタワーの為に作られたような枠になる。こうなると相手は展開に恵まれたり偶然上手くポッカリ前が開いた内の馬になるだろうから、パンジャタワーから、特に良いステップでもないんだけど展開に偶然恵まれそうな馬に流していかない限り、当たらない。穴から予想する場合、最初から理論的に一番当たらないパターンなわけだよね(笑)。
編;パンジャ以外の内の馬はみんな駄目でした?
今;1番のナムラクララはストレスがきつ過ぎる上に揉まれ強くも無い馬が最内枠では、ちょっと勝ち負けは無理だよね。2番のルシードは、ブレーキを掛けない競馬が合うタイプで、前走はたまたまタイミングが合わずに出遅れたお陰で差しの位置取りショックが嵌まった馬で、今回はどう乗ろうが前走よりストレスを感じるステップになる。まぁ内枠絶対有利の競馬になる確率が高いんでレーンが上手く乗れば2,3着とかならあるかもだけど。4番のエーティーマクフィはストレス時の札幌内枠で揉まれる競馬では厳しい。という感じで、好走してもM的に勝てる権利を持った馬は、内枠にはそもそもパンジャタワー以外はいなかった。
編;穴馬から予想するぶんには、確かに一番厳しいパターンですね。パンジャタワーから予想するなら楽ですが(笑)。僕はそう思って予想しました。
今;ただパンジャタワーも単勝オッズほど勝てるかというと、そうでもないんだよね。
編;何が問題でした?
今;内で過度に揉まれると良くないんで、控えたら上手く捌けないリスクがある。ただ松山は揉まれ弱いことは知ってるんで、差すつもりなら直線を迎える前の早い段階で強引に外へ誘導していく筈だから、恐らくそれは致命傷にはならない。
編;となると、他にありました?短縮で鮮度ありましたが。
今;休み明けとはいえ、GⅠ2戦がハードだったからね。少し心身に硬さが出ているリスクがある。だから勝ち切るか?というと、何とも言えない。で、仕方ないから物理的には内枠が絶対有利だろうけど、外の馬をしっかり確認していったんだよね。
編;そしたらサウンドモリアーナがいたわけですね(笑)。
今;まぁそういうことだね。だけど同馬は馬群で競馬出来るからね。パンジャと同じ内枠なら絶対有利で何も考えずに本命で実際勝つだろうけど、外枠からでは少しでも中途半端に外を回すと、コース開幕のスローでは危ない。枠なりに好位の外々になったらどんな馬でも99%アウト。嫌だなぁと思いながら、各馬のダッシュ力をつぶさにチェックしていったら、そもそも彼女より速い馬が内に1頭もいないんだよね。仮に1,2頭スタートのタイミングがフライング気味に合って彼女より強引に前へ行く形になっても、3番手なら外々回るリスクはほぼ無い。3頭分の外だと分からないけど1頭ぶんくらいの外をゆったり先行なら、この相手ならさすがに完封出来るだろう。ということで、最終的には結構手応えのある本命になったよ。たまに出遅れることがあるから、外枠で出遅れるとアウトのレース質になる可能性が高いんでそのときは完全に終わりだけどね。そういう意味でも内枠ならほぼ間違いなかったけど、まぁそのときは仕方ない。単勝10倍台でたまの出遅れを悩んでもしょうがないしね。
編;やっぱりそうやって本命にしないとでした。まず崩れないであろうパンジャタワーから買えば最低でも馬連は当たるだろうと思いましたからね(笑)。
今;S君は1点目だし、それで良いんじゃないかな。そもそもこのメンバーは、来る来ないは別として、リズムが活きている馬、硬くなっていない馬は、僕の挙げた4頭しかいなかったんだよ。だからもし日曜に馬場が一転してハイペース外差し競馬に変わらないと危ない馬だけど、敢えてロジケープを入れたんだ。つまり、どんなに極端で予期できないペース、馬場が発生しようが、この4頭以外に勝つ権利のある馬は全く一頭もいないレース。そういうことだよね。
編;それでボックスもという話だったわけですね。
今;1頭断然人気がいるから単勝爆弾は仕掛けにくいけど、意味としてはそういう構成のレースになる。ただ3連単をズバッと当てるつもりなら、本命が勝つパターンの流れにヤマを張って相手を選んでいく方が良かったのは確かで張り切って予想し過ぎたかな。でも生きている馬をピックアップする、それが予想するということの意味であり、本質になってくるわけだからね。
編;それと新潟2歳Sですね。まさかここで急に、重賞で1番人気を本命にしてくるとはビックリでした(笑)。確か今年は2,3回目くらいですかね。これはまた、どうしてでした?そんなに堅かったです?
今;1番人気を本命にするときは、堅いと言うより、どちらかというと全く他にM的に買うべきリズムの馬がいないときだよね。そうなると、そういう馬を本命にするのはさすがにMの道義に反するから。例えば、キーンランドCが5枠以内の馬しかいないメンバーだったとすると、どの馬もM的に本命にするには理由がなさ過ぎるから、仕方なく硬さがあって怖いけど短縮の1番人気パンジャタワーにしたかもしれない。Mに反する馬を本命にするのは後ろめたいからね。まぁ他に走れる馬がいなければ、そういうおかしな馬のうち展開に偶然嵌まりきった馬が来ることは必然になるわけだけど。
編;例えば内枠のC系ロードカナロア産駒だったシャンデヴァーグは駄目ですか?得意の相手強化ですし。
今;精神コントロールが難しいんだよね。デビュー2戦目だとそれがマイナスに出る可能性の方が高い。まぁ人気薄ならそれでも一か八か狙うかもだけど、3番人気ではね。結局、小さい馬が間隔開けての馬体減りで、パドックでもかなり硬さを見せていたから、選ばなくて良かったとホッとしたよ。トウシンマジックは前走の勝ち方にストレスがあるんで、2番人気で本命にする理由はない。インカルナータは外枠の短縮で、気分良く先行すれば展開に嵌まる可能性が高いんで本命も考えたけどね。ただどちらかというと平均ペース向きで、1800mの方が合うんだよね。今回に関してはそれ以前に左回りで逸走してしまったということだったけど。何れにしてもC系の内枠でリズム、条件も良いレッチュベルクを、展開にはまり切らないで負かす理由のある馬がいなかったということになる。レッチュベルクも硬さが出て凡走するリスクは結構ある馬なんだけど、他の馬は本命にするのに自分の中で納得するものがなかった。実際、スタートで出遅れて出していったぶん動きが硬くなって掛かって危なかったけど、落ち着いたら後は楽だった。ちなみにキーンランドのパンジャタワーが揉まれないように出していったぶん掛かったのも心身が硬くなったからだよ。でもその硬さの質がストレスによるものだから、Mの道義上、パンジャタワーは本命には出来なかったということになる。まぁそれでもあの相手では多少硬くても絶対有利な内枠を与えられたなら、物理的に崩れようがないわけだけどね。こと単勝期待値として考えると、パンジャタワーには危うさもあったよ。あ、そうそう!ハチの群れに7ヶ所くらい刺されたから、たまらなく痛いんでもうデータ分析にいこう。
編;大変そうですよね~、それではデータ分析です!新潟記念ですが、昨年はヴィクトリアM3着後の2番人気シランケドが勝ちました。ヴィクトリアMからは惨敗馬が登録してます。
今;昨年から別定戦になったからデータ傾向も変わってくるだろうけど、見ていこう。ヴィクトリアM6着以下は4頭中3着以内はゼロ。ただ全馬6番人気以下の人気薄で4着馬もいるから特段悪いというステップでもないかな。あわやの4着馬は前走4番手から6着。前走6~9着だったのは同馬だけで後は12着以下、それと3角10番手以内なのも同馬だけで後は12番手以下だった。今回の位置取りは2番手で、延長で前に行く位置取りショックになる。4着好走馬の2走前は重賞で5着、3走前はOP特別で6着だから、蓄積疲労の心配は全くない馬だったよ。
編;2着エネルジコは、青葉賞1着後の1番人気でしたが、このステップはいません。3着ディープモンスターは小倉記念3着後の7番人気でしたがこのステップもいないので前年ですね。
(続く)
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