今井雅宏 無料コラム

2025.4.19 更新

*前日予想と違って、不定期だがほぼ毎週出走馬確定前に行っているMの次週重賞データ分析コーナー。

前週のデータ分析を回顧し、当週の重賞を過去数年にわたってデータ分析しています。

出走馬確定前に分析しているので、今回の出走馬ではなく、あくまで近年の連対馬、人気で凡走した馬のステップを解析し、そのレースの質(特徴)を読み解くと同時に、Mにおけるデータ分析手法の実践を通し、その習得を目指したコーナーになります。

新たに編集S君の予想と、それに対する今井氏のワンポイントアドバイスコーナーが付いて、重賞分析がさらに使いやすく、増量パワーアップ!


2026.4.18 更新

皐月賞データ分析

編;今週の皐月賞も期待してますが、それにしても劇的な週でしたっ(笑)!NZTでは単勝43.5倍の本命が勝って馬単万馬券2点目的中、そして桜花賞でも12番人気、単勝79.3倍の超人気薄の本命が3着激走して3連複275倍的中ですよ。土日共に単勝配当40倍以上の超人気薄を重賞で本命にして2頭とも激走するとは神懸かってました。重賞が荒れた週ならともなく、40倍以上の人気薄で激走したのは2頭だけで、その両方をピンポイントで本命にして的中した人なんて聞いたことないですから(笑)。

今:NZTは勝負レースに選んだ方で良かったよね。

編:桜花賞は同点対抗だった勝ち馬が本命だったので、いつものように今井さんが挙げてくれた馬に流したので万々歳でしたよ(笑)。同点対抗だった勝ち馬の馬体重の方が当日は良かったので、例によってこっちからが正解ですよね?そうすれば、馬単とか全ての馬券種がほぼ完璧な的中ですから、馬体重理論はいつものように最強でした!

今;・・・。

編;どうしました?かなり疲れているようですけど。

今;NZTの原はスタート決めてくれたから、あとは安心して見てたけどね。桜花賞は凄く疲れたよ。終わった後もぐったりしてボーッとしてた。

編;あれですよね?北村がインが開いてるのに外に持っていって、塞がったからまたインに戻っていったジグザク走行のやつ。持ち出した外がそのまま開いてたか、あるいは最初からイン突きなら2着は確実っぽかったですけど。

今;いや、それはまぁよくあることだから、そこまで疲れないよ。直線向いたときに、「よし、インを突け!」って興奮して叫んだら、わざわざ外に持ち出してしかも前が塞がったんで、もう諦めて縦目の2頭の方を目で追いかけたよ(笑)。こうなるともう縦目で当てるしかないからね。

編;「馬群に突っ込めば」という解説でしたもんね~。

今;あの持ち出した外が塞がった後、また切り返して斜め走りでインに突っ込んだとは知らなかった。だからゴールしたときは、「ああ、外れた」と思ってたよ(笑)。

編;やっぱり騎手は今井さんの予想をしっかり見ないとですよね~。あるいはMの法則を勉強してれば、C系のジッピーチューンは最初からインを突いて、集中力全開の一直線で楽に2着の脚色でしたからね。

今;だけどそれはたいした問題じゃないんだ。前が塞がるとか判断ミスとかは、まぁ競馬だからよくあることで。出していった外が塞がっても最後まで諦めずもう一度切り返してインを突いてくれたファイトを褒めれば良いわけでね。疲れたのはそこじゃないよ。

編;なんでしょう?

今;話すと疲れちゃうんで最後にしよう。

編;え?気になりますね~(笑)。では最初に単勝40倍台をゲットしたNZTの話を少しお願いします。レザベーション本命は直ぐでした?

今;最初は嫌な感じしかしないレースだったよ。人気3頭が鮮度があるんで切れないけど、本命に出来る期待値か?っていうとそうでもない危うさもある。かといって買いたい馬もいない。一番不味いパターンだよね。それでレザベーションの前2走をVTRで確認したら、集中力のある走りだったんだ。「これなら相手強化で馬体を併せれば伸びる!」ということで、気付いてからは簡単で勝負レースにした。ただ出遅れ癖があるからね。出遅れたら厳しいんで、自信はなかったけど、出遅れなければ自信はあったよ(笑)。それと輸送でイレ入んでの大幅増減があるかもしれないのも怖かった。その両方を当日はクリアしたから完勝だったけど。輸送の失敗リスクと出遅れリスクがどれだけあるか?それを考えると単勝4倍以下では本命にはしてないよね。その両方を同時にクリアする確率はだいたい1.6×1.6くらいで、3倍以上くらいは単勝が付かないと期待値はないけど、40倍も付けば別に気にすることはない。この2つをクリアさえすれば来る馬なわけだから。

編;ディールメーカーは、予想で懸念されてた外々回る競馬で、注文つけて乗らなかったぶん4着でしたよね。逆にジーネキングは指定通りの差しに回る位置取りショックでしたし、やっぱり馬体重が合ってて、今井さんの言ったとおり乗った馬がそのまま上位に来るという、いつもの結末でした。阪神牝馬Sも休み明けで体重の増えてた人気の対抗から買えば儲かるという、実に分かりやすいパターンでしたし。

今:前走勝ったカテゴリーストレスのある非C系が、休み明けで減ってきたのは痛かったよね。

編:勝った対抗は増えた量系先行馬で、毎度のように全てがMの馬体重理論通りでしたもんね~。ではいよいよ、お待ちかねの桜花賞で起きたとんでもない事態の話にいきましょうか。ただその前に、そもそもジッピーチューン本命の理由を訊いてませんでした。これは直ぐでした?

今;スターアニスは、フレッシュで休み明けも向くんで、馬体が増えてペースが上がれば特に問題ないから、この馬の対抗は最初から決めてたよ。あとは何を本命にするかだけど、ナムラコスモスの位置取りショックにしようかな?と考えてたんだよね。案外ペースが上がらないかもで、この馬の差しに回るショックにちょうど良いような流れ、枠の並びになりそうだから。ただ2戦連続マイルのスローでちょっと活性化が弱いのと、ストレスもややあるんでインパクトに欠く。仮にハイペースになったとき、対応しきれるのか?で、他には特に良い馬はいなくて困ってたら、「あれ?ジッピーチューンでいけるかな」って(笑)。最初はテンション上がりやすい馬が馬体減りが続いていての遠征だからね。条件は合うし、相手強化も願ってもないC系だけど本命にはリスクがありすぎる。ただ反動が出なければ来る確率もそれなりに高いんで、相手の1頭と最初から決めてたから詳しく見てなかった馬だ。

編;それが一気に本命になったのは?

今;他に買いたい馬がいなかったんで、詳しく反動が出る可能性を検証していったんだ。で、調教時計の出し方から、「これは反動は出てないな」と判断した。それで前走をもう一度しっかり確認してみたら、これが特に今回に向けては良い内容だったよ。まず、スタート直後の接触で動じてない。これなら初輸送後のGⅠでもレース中は動じず我慢出来るのでは?という感触があった。それと直線ね。

編;直前まで前が塞がってた勝ち馬に、あっさり差されましたが?

今;いや、あれは早めに抜け出して集中力が落ちてたんだ。C系が周りに馬がいなくなったからね。相手を待つ形になった。今回はスローのなさそうなGⅠでの差しだから、さすがにあの形にはならない。直線は間違いなく前後に馬がいるはずで、馬体を併せる形になる。ならあっさり交わされることはないし、こっちから併せた相手には抜かせないだろう。となると、東京から阪神に替わってドリームコアに負けるシーンはちょっと考えにくいわけだよ。

編;普通ジッピーチューンを評価する人はドリームコアが本命だったり、高評価しますもんね。今井さんは前走完敗した相手なのに4番手でした。

今;あとは輸送だよね。これが失敗する可能性はある。ただやってみないと分からない未知の部分で、単勝3倍の馬ならともかく70倍台の馬でとやかく言ってもしょうがない。2回に1回失敗しても、成功すればだいたい来るわけだから。

編;それでレースのポイントでは、「馬群に入れれば集中しやすく。輸送どうかで極端な入れ込み発汗伴う減りすぎない方が良い」だったわけですね。結局、6キロ減なので対抗のスターアニスからしっかり買うのが正解ですよね?そうすれば先週の大阪杯同様、更に倍くらい儲かりますし(笑)。

今;ただ「ない方が良い」でしょう?つまりどちらかというと、という話になる。しかも入れ込みもほとんどなかったからね。

編;「減りすぎても大丈夫な可能性もそれなりに高い」という表現パターンですね。またどうして?

今;C系の差し馬で集中状態だから、減るのはM的には悪くない。入れ込んでなければね。輸送もあるわけで、自然なことだから。ただそれでも普通は更なる馬体減りは怖いんで、対抗の勝ち馬から買った方が良いかもだけどね。

編;でも今井さんはかたくなにスターでなくジッピーチューンから買ってましたよね(笑)。

今;まぁ条件戦とかじゃなくGⅠだからね~。超人気薄の本命を止めて1番人気もなんだし、入れ込んでなかったしね。ただそれよりも、これは「カーニバルの最中」のリズといことだよ。今までも何度か解説してるやつね。祭りの雑踏、そのなかの喧噪。こういうときは、どんな不利があっても強引に走り抜ける。ゾーンに入ってるからね。何がどうなろうが、どうでも良いという心身状態。実はそのゾーンに彼女が入ってるのが分かったから、本命にしたんだよ。それ以外の細かい理由は、本当はたいした問題ではない。だから、なんとかあの事態も乗り越えられたわけだけど、ただあまりにも強烈な壁が立ちはだかりすぎて3着だった。

編;いよいよ最初の話ですよね!で、一体何があったのですか?

今;枠入りだよね。あれはもう、苛めみたいなものだったよ。しかも考えられる限り、最も酷い類いの。腰が抜けそうになった。

編;先入れでしたよね?

今;それも確かに驚いたよね。テンション上がりやすいから、ゲートが心配な馬だったのに、まさかの先入れだから。最初に係員にぐいぐい引っ張っていかれたときは、ガツンと頭を叩かれたようなショックだった。先入れとは知らなかったからね。だけど、問題はそこじゃなくて13番だよ。

編;ゲートで突進して、発走やり直しでした。

今;呆然としたよ。先入れで枠内で一番長く待たされた挙げ句、外に出されてだもんね~。しかもテンション上がりやすい馬が、ぎりぎりで我慢してる精神状態でだよ。そのダメージは、他の馬の比じゃない。

編;そもそも半分はまだ枠入りもしてなかったんで、平然としてましたしね(笑)。

今:それで案の定、凄い入れ込み始めたんだ。それまでなんとか入れ込みを抑えて、闘志を内に秘めてC系が競馬を迎えるにあたって最高のテンションだったのに・・・。だからパドックでは減ってたけど、「この落ち着いた状態ならいける!」って、興奮したんだよね。その彼女のぎりぎりでの我慢が、「先入れ後の枠入りやり直し後の先入れ」なんて、考え得る限り最悪の不可抗力な状況で、全てが水泡に帰した。

編;枠から出されたら、1頭だけ凄いテンション上がっちゃってましたよね~。跳び跳ねてましたっけ。僕もあれを見て、こりゃ駄目だと思いましたよ(笑)。

今;そりゃそうだよ。スタートのタイミングが最も怖かったから、予想のときに改めてスタンドと発走地点の位置をわざわざもう一度マップを見て確認して「これなら声援も聞こえにくいんでテンションは大丈夫か」と思ったけど、念のためにクイーンCのときの声援と客の入りもVTRで確認して、それで最終的に本命にしたくらいだからね~(笑)。

編:そこまで見て予想するわけですか?!

今:普段はそんなことしないげど、今回の場合はスタート時のテンションが最も重要な要素の馬だったから。でよりによって、集中力マックスの状態で枠に入って、一番長く待たされる先入れでもなんとか踏ん張ってスタートをじっと待ってたのに、散々ゲートで待たされた挙げ句に外に出されたら、もうアウトだよ。量系なら平然としてるかもだけど(笑)。VTR見られる人は見れば分かるけど、二度目は輪乗りでもテンション高くて2度目の枠入りも先入れで、もうテンションを抑えることは到底出来なかった。そりゃそうだよね。完全に舞い上がってた。だからスタート前は諦めて見てたんだ。枠入りのアクシデントであんな状態に急変してからGIで激走した人気薄の差し馬なんて、聞いたことないからね。馬体減りで過去最低体重の馬があんなことがあってあの状態なら、普通15着くらいに惨敗してるよ。上位に来ること自体、奇跡に近い。実際、あの13番のアクシデントがなければ、あの最悪の状態でも上位なら、勝ち馬とマッチレースじゃないか。好事魔多しとはよく言ったもので、あんな人為的なアクシデントが発生するとはだよ。それで13番は外枠発走だから後入れで、枠入りで危ないのはそっちの方って話だよね(笑)。それでまたゲートでもう少し、そう、あと数十秒待たされたら流石にもう完全なアウト、終了だったよ。やり直しの輪乗りのとき、既にイレ込んで体力をかなり消耗しちゃってたからね。本当に危なかった。まさに薄氷の激走で、悪夢にうなされているようなレース前だった。

編;あのアクシデントの後でも、内をこじ開けたのは凄かったですよね。

今;それがC系ということで感動的ですらあったよ。体力に頼って走るんじゃなくて集中力で走るから、あれだけレース前に消耗しても、そこに馬群があれば点火する。Mの全てが詰まった、スタート前とゴール前だった。そしてあれが、カーニバルの最中にいるということでもある。全ての立ちはだかる困難を、「もう、どうだってよいこと」にしてしまう、滅多に競馬では見られない心身状態になるよ。

編;なるほど、激走の裏にはそんな劇的なドラマが隠されてたわけですか・・・。
 それでは皐月賞のデータ分析ですが、昨年は弥生賞4着後の3番人気ミュージアムマイルが勝ちました。

今;弥生賞3,4着馬だと、29頭中7頭が3着以内。前走の位置取りは3角1~9番手。ちょっと数が多いから位置取りで分けようか。

編;前走は3番手でした。

今;なら3角5番手以内だと、15頭中5頭が3着以内。今回の位置取りは3角5~11番手。ただうち4頭が5番手で、11番手の馬も4角では8番手だから、置かれすぎないだけの機動力があるとベター。好位差しみたいなのがよく来ているという感じだよね。2走前は重賞で4着以内で、ホープフルS4着以外は3着以内に好走していた。ただそういう馬が多いステップで、2走前にGⅠで連対した馬だと5頭中4頭が消えているからね。3走前はオープンで、1着3頭と4、13着。4着以下だった馬は3頭とも今回4着以内に好走している。まとめると、勢いがあるか、逆に疲れのない馬が有利で、それなりにタイトな経験をしてきた馬がよく来ている。

編;2着クロワデュノールは、ホープフルS1着後の1番人気でした。

今;ホープフルS連対馬は、7頭中3頭が3着以内。とはいっても1着馬が6頭だから1着馬のデータという感じだけど。来た馬は前走3角3,4番手。来なかった馬の4頭中2頭が11番手以下だった。今回の位置取りは3角6~12番手と差し。ただ該当馬は全て差し馬だから、特段意味のあるデータでもない。むしろ今回12番手以内になった馬なら4頭中3頭が来ていて、休み明けでも置かれすぎないタイプがベター。12番手は道悪の年で、馬場レベルが重くなると追い込みも間に合いやすいという感じ。2走前はオープンで1着で、このタイプだと3頭とも来ている。フレッシュだけどやや活性化の弱いステップだけに、それなりにタイトな経験をしていると対応しやすい。3走前は3頭とも新馬。ただ該当7頭中6頭が新馬だから、そこまで意味のあるデータでもない。

編;3着マスカレードボールは、共同通信杯1着後の4番人気でした。

今;共同通信杯連対馬は、22頭中12頭が3着以内。数が多いから位置取りで分けると・・・。

編;今回の該当馬は2番手ですね。

今;なら3角3番手以内にしようか。そうすると、9頭中5頭が3着以内。来た馬の今回は3角4~14番手だから、相手強化で矯める位置取りショックを仕掛けた馬が来ている。2走前は新馬~GⅠと様々で、ホープフルS4,11着以外は連対。まぁほとんどがそういう馬だったけどね。3走前は出走していた4頭はオープンで連対。まとめると、鮮度が高いか、逆にタイトな経験をしてきた馬が有利な感じになっている。

(続く)


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