今井雅宏 無料コラム

2023.1.28 更新

*前日予想と違って、不定期だがほぼ毎週出走馬確定前に行っているMの次週重賞データ分析コーナー。

前週のデータ分析を回顧し、当週の重賞を過去数年にわたってデータ分析しています。

出走馬確定前に分析しているので、今回の出走馬ではなく、あくまで近年の連対馬、人気で凡走した馬のステップを解析し、そのレースの質(特徴)を読み解くと同時に、Mにおけるデータ分析手法の実践を通し、その習得を目指したコーナーになります。

新たに編集S君の予想と、それに対する今井氏のワンポイントアドバイスコーナーが付いて、重賞分析がさらに使いやすく、増量パワーアップ!


2023.1.28 更新

根岸Sデータ分析

編;今週もいろいろとありましたよね~。重賞は東海Sの方が当たりましたが、空馬で酷いレースになりましたし。勝負レースの西尾特別も縦目なので馬連6290円が6点目的中でしたが、かなり不利がありましたもんね。あれがなければ3連複1点目的中で3連単も万馬券が当たってたでしょうし。

今;流れの変なレースが多かったよね。こういうのも競馬だから仕方ないけど。

編;では、当たった東海Sの方からいきましょうか。前日の段階で明らかに1番人気を重賞で本命にするのは珍しいですが、ハギノアレグリアスが本命でした。これは直ぐでした?

今;最初はハヤブサナンデクンかスマッシングハーツにしようと思ったんだけど。ハヤブサは相手強化でスムーズな競馬が合うタイプでちょうど良いんだけど、重賞でないといっても同距離のOP特別で3着後だし。

編;ストレスはありましたね。

今;ただ重賞でステージが違うし、疲れが残りにくいから勢いが重要なダートなんで、特に3着でも問題はないかな。ただその前がシリウスS、武蔵野Sと重賞で、特に武蔵野Sはそれなりに頑張ったんで疲れや硬さの出る可能性も高い。もう7歳だしね。絞れて来たんでその可能性もなくなったけど、やっぱり一押しを欠いたのは蓄積疲労もあったかな。スマッシングハーツは前走太めで絞れてくればということだけど、やっぱりちょっと蓄積疲労が気になったのと上がりの速い差し競馬向きなんで今の重めの砂質が合うかに加えて、内枠ベターな馬の外枠で体力的に一押しを欠くリスクがあった。ハギノは間隔開いてほぼ休み明けだし、重賞もまだ2戦で、前走のストレスはほとんど気にすることはない。気になるのは少し直前か軽いことで、10キロ増は嫌だったけどね。パドックは太いということもなかったけど、スローの上がり勝負になるとやっぱり嫌だよね。ペースアップすれば仮に空馬がいても大外ぶん回しで差し切れちゃうけど、太めで上がり勝負だとキレが鈍るんで流石にある程度はロスなく乗らないと間に合わないから、空馬を避けて何頭分か大外を回るってわけにもいかないんで、仕方ない。あとはもう空馬の動きが邪魔しないのを祈って、普通に回ってくるしかないかな。

編;結局スローでしたが、それでもあれがなければ差し切ってた感じでしたね。

今;ああいうのはもう運でしかないからね。仮に空馬が前半に早く動いて強引に捲り切っちゃえば差し競馬になってた可能性も高いからそれこそハギノは楽勝だし、相手もひょっとしたら差しの4,5着馬にガラッと変わっててもおかしくないわけだしね。スタートで落馬して、逃げ馬に一番有利なタイミングで邪魔しにくるなんてシナリオ、レース前には分からないから、馬単に関しては運が悪かった以外は特に何もないよ。

編;予想で上位に挙げた5頭で5着以内独占で、その中でスローで前が有利になった感じの決着でした。走れる状態の馬は分かっていましたね。上位評価が独占という意味では、AJCCも67点以上の予想上位6頭がそのまま6着以内独占で、走れる状態の馬は分かりやすいレースでしたか?

今;S君は嬉しそうだね~。今回は馬単82倍的中だったもんね。

編;ええ、先週は相手が間違ったので良かったですよ(笑)。まぁいつものように回顧を見ながら予想してますので。ノースブリッジは天皇賞秋の後「B」評価で、オプションに「重」と「巻」と「開」があるので、重い馬場状態で間隔開いたのも良いですし、距離適性にも2200mの「22」が入ってたので、この距離も合うかと。

今;うーん、S君の方がオプション使うの上手いな(笑)。

編;予想するときは見ないんですよね?

今;自分で作ったやつだから、それを見ると頭の中で思考が循環して直感が働くなるんで、まっさらな状態で出馬表を見ることにしてるから。

編;22は一回走って惨敗でしたが、どうして入っていたんですか?

今;血統と走りから、2200mは合いそうだよね。オプションは単に走っている条件でつけているわけではないから。

編;道悪の日経新春杯のオプション表を見て改めて思ったのですが、1~3着は全部一番目のオプションが「重」で、4着のヤマニンゼストだけ「重」はなしで、5着のロバートソンキーは「重」が4番手でしたよね。これはレース前からあった「重」の位置なわけですが、どうやって付けてるのですか?実績だけならロバートソンキーも重が1,2番手で良さそうですし、キングオブドラゴンは道悪で一度だけ2着で、あとは悉く凡走してたのに1番手だったしで驚きましたが。馬体とか見るんですか?

今;予想段階で馬体を見るのは、ほとんどデビュー数戦目以内と、初ダートくらいだよね。キャリアを積めば、特にオープンクラスなら馬体は見る必要ないよ。血統と馬柱から、どういうタイプかは分かるから。重が得意かどうかも、別に蹄がどうとかでなく、戦績の動きと血統から分かることになる。恐らく厩舎関係者だって、実際のとこは馬体を見ても走らせてみないと分からないと思うよ。道悪に関しては本当にとんちんかんなコメントも多いし。当日、太いかとか輸送がどうかだったかとかの状態は確認するけど、予想段階で馬体は少なくともオープン馬なら見てもあんまり意味はないよ。午前中の「芝からダート」で初ダートとかなら確認してるけど。

編;この間の13万馬券1点目も芝からダートで、パドックの話もしてましたよね。

今;だけどオープン馬は別に馬体を確認する必要もなくて、血統と戦績で走ってない距離や馬場でも、かなりの精度で推測出来るのがMの法則だからね。馬体なんか見たらむしろ不確定要素が増えちゃうよ(笑)。

編;ですよね~。いつもオプションが合ってるのでびっくりしてます。特に道悪は走ってなくても付いてる馬って、キングオブドラゴンみたいに重になると走りますよね。

今;AJCCだけど、エヒト陣営が「今回は七夕賞みたいに積極的に早めに動く」って話をしてたんだよね。恐らくルメールも早めに動いて、かなり激しい捲り合いになるはずだから、その後ろから揉まれず大外回って追い込む量系、つまりスタッドリーに有利になると考えたんだけどね。人気もないし。そしたら何故かエヒトの方が後方で、スタッドリーが前で、捲られて揉まれたんで終了だった。位置が逆なら恐らく着順も逆になってたはずなんだけどね。エヒトもガイアフォースもスタッドリーも揉まれ弱いし瞬時に加速も出来ないけど、ブレーキを掛けない競馬、つまり今回なら大外ぶん回しで強いタイプだから、ハイペースになってその中で一番最後に大外から仕掛ける馬が先着するという計算だけど、揉まれ弱い馬を敢えて中山で大外一気を狙うのは危険性が高かったのかな。ノースブリッジみたいにS質とC質のある馬で、正攻法で予想しないとだった。ラーゴムが内目の枠なら人気ないしでここからいけたんだけど、大外で彼にはまた枠がかみ合わなかったよね~。ただ恐らく大外枠でもエヒトのように乗ってれば2着には来てたかな。前走の反省から、騎手が後方一気を選択するかも?とも警戒したけど、普通に乗っちゃったね。外国人は大外一気が好きなタイプかどうか、メモっとかないと。

編;結局はペースも上がらなかったですしね。

今;ペース読みもS君の方が上手くいったね~。ペースが上がらなくても上がりの掛かるのが中山だしね。エヒトの動き出しのタイミング次第のレースではあったんだけど。

編;西尾特別も前が塞がって縦目止まりで悔しかったですよね。

今;武の断然人気は硬さの出やすい血統構成に加えて揉まれ弱いから危ないんだけど、逃げのショックを掛けちゃって、とりあえず揉まれ弱さは上手く解消しちゃったね。でも4着馬がスムーズなら、上手くスローで逃げるという最高の展開でも結局4着止まりなわけだったけど。川田と武に上手くブロックされちゃって、スローの場合の怖さだよね。少頭数は好きに動けるんで、ああいうブロックとかもあって騎手の動きの比重が大きくなる。1点目で3連単も当てられると思ってただけに悔しいレースだったね。

編;では1週置いてまた万馬券クラス1点目的中を期待してデータ分析にいきましょう。競馬場が同じの根岸Sですね。昨年は、兵庫ゴールドT勝ちの6番人気テイエムサウスダンが勝ちました。兵庫ゴールドTからは4着馬が登録してますね。

今;兵庫ゴールドTで連を外した馬だと、8頭中1頭が3着以内だよ。率は低いけど人気薄が多くて来た馬も10番人気だから、注意は必要だね。同馬は前走1番人気5着と全く力を出し切れず疲れのなかったタイプ。ただこのステップはみんな前走人気馬だったから、あまり意味のあるデータでもないかな。前走の位置取りは3角3番手で、今回は5番手。ある程度は活性化されていて、それでいて中央のスピード競馬で控えても大丈夫みたいなタイプがベターかな。2走前はカペラSを5番人気9着で、蓄積疲労の心配は全くなかった。3走前は、JBCスプリントで連対だから、調子自体はそこまで崩してないけど蓄積疲労は少なくて、それでいてスピード競馬に慣れているみたいなタイプが理想になりそうだ。同馬は7歳だったし、生涯ストレスはあんまり気にしなくても大丈夫じゃないかな。

編;2着ヘリオスは霜月S1着後の4番人気でしたがこのステップはいませんね。3着のタガノビューティーは、ギャラクシーS3着後の2番人気でした。ギャラクシーSからは勝ち馬の登録があります。

今;ギャラクシーS連対馬は15頭中4頭が3着以内だよ。来た馬のうち3頭は前走1番人気で、このタイプだと4頭中3頭が来ている。もう1頭は3番人気で3番人気以内だと8頭中4頭が来ている。何れにしても激走でなく疲れの少ない馬の方が有利ではあるよね。来た4頭は、前走3角2~5番手。単調なOP特別からだから、ある程度は活性化されている方がベターな感じだね。今回は4頭とも3角4,5番手。相手強化でも好位から競馬出来るだけの機動力があると理想になる。あと良馬場の年だと9頭中4頭が来ていて、相手強化になってあんまりスピードレースになると自分のペースで走れないリスクがありそうだよ。力の要る馬場がベターになっているね。2走前は武蔵野Sが3頭とOP特別が1頭。武蔵野Sだとマイルでタフな経験を補完できる。武蔵野Sで4着以内なら、4頭中3頭が来ているよ。もう1頭は1400mのOP特別で2番人気7着。武蔵野Sと違って11月のレースで間隔が詰まってるのと距離も同じだからね。カテゴリーストレスの薄い方がベターなデータにはなってるね。

(続く)


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