今井雅宏 無料コラム

2024.5.18 更新

*前日予想と違って、不定期だがほぼ毎週出走馬確定前に行っているMの次週重賞データ分析コーナー。

前週のデータ分析を回顧し、当週の重賞を過去数年にわたってデータ分析しています。

出走馬確定前に分析しているので、今回の出走馬ではなく、あくまで近年の連対馬、人気で凡走した馬のステップを解析し、そのレースの質(特徴)を読み解くと同時に、Mにおけるデータ分析手法の実践を通し、その習得を目指したコーナーになります。

新たに編集S君の予想と、それに対する今井氏のワンポイントアドバイスコーナーが付いて、重賞分析がさらに使いやすく、増量パワーアップ!


2024.5.18 更新

オークスデータ分析

編;今週も勝負レースに選んだ直線競馬とかいろいろありましたね。あのレースは馬体重からバッチリ買えましたよ。

今;日曜はいろいろな意味で馬体重デー、なかでも転厩がキーになったね。

編;ヴィクトリアMの馬体重についても聞きたいのですが、レースはフィアスプライド、マスクトディーヴァの縦目で当たったと思ったら、とんでもないのが突っ込んで来ちゃいましたね・・・。

今;先行馬がいないレースであんなハイペースになるとは読めなかったよね。3番人気以内の人気馬が微妙に怪しいレースだったから当てたかったけど。

編;3番人気以内が3番手以下の評価で、本命対抗が単勝10倍台ですから、先週話してたやや振り回し気味に近い予想でしたかね。単勝爆弾向きの予想なので本命対抗の2頭で興奮しましたが、最後に差されてショックでした。

今;ウンブライルは後ろに回る位置取りショック激走後で乗りにくくて、マスクトディーヴァは揉まれ弱い馬の内枠、ナミュールは道中接触があると昔以上に嫌がるから多頭数だと運次第だし状態も読めなかったから、3頭とも人気では本命対抗には出来ない。ただマスクの方を上位に取ったつもりが当日人気になったから決まっても馬単の縦目ではなくなったけど、S君は馬連縦目だったから余計にショックだったね。

編;勝ち馬はミナレットみたいなもんでしたか?

今;うん?よく分からないけど(笑)、なるほど確かに脚質が逆なだけかもだね。超ハイペースで軽い高速決着になったんで内回りの1400mを走れるくらいのスピードがないと対応出来なくなったというのが実際かな。上位人気3頭が少し怪しいけど、かといって買いたい馬が全くいないレースだったんだよね。こういうみんな怪しいレースは天皇賞みたいに一週回って適性の高い人気馬同士で決まるか、展開が嵌まった馬の大荒れかのどっちかになるわけだけど、詰め切れなかった。そもそも想定が平均速めではいくら考えても答えが見つからないわけだよね。スタニングローズは状態が結局戻らなかったのと、始めて経験する超ハイペースを先行して脚が溜まらなかった。

編;対抗のフィアスプライドはあの流れで先行して唯一頭粘って強かったですね。解説の「前に行くか、控えるかメリハリ付けて乗れば」で、その通りにルメールが前へ行ったぶん頑張れたのですか?

今;L質な馬でワンポイントアドバイスをしている段階では特段良く思えなかったけど、新聞広げてメンバー見てみるとM的にフレッシュでステップが良いのはこの馬くらいしかいなんだよね~。それに前走捲って活性化しているんで、今回は中途半端に乗らなければ好走出来るという判断だよね。それと8キロ減ってたでしょう?

編;ええ、それで来たのにもビックリしました。予想では近走減っている馬にしては馬体重の言及がなかったですが、何か狙いがあったのですか?

今;ワンポイントアドバイス時点では、馬体が減っているのも気になってたんだよね。まぁ実際それで最終的に本命を止めて対抗にしたんだけど。馬体が気になって前走のパドック映像を確認したら細くもないんだ。あれ?って思って、その前まで確認するとどうやら今までが太かったんだよね。オープンに上がるような馬でそういうのは珍しいけど。2~4勝目なんかも大幅減で勝っているように、どうも調べるとツメが悪くて追い切れないんだ。だから勝負所ではきっちり絞って仕上げてくるということと、2走前から状態が良くなって追い切れるようになった、つまり2走前からこの馬の新しいステージが始まったと判断したんだよ。そうであるなら、2走前からだけリズムを取りだして見ると、M的には絶好の形だよね。でもそこまでその考えに自信があるわけでもなかったから、前計量でもあまり戻っていないのが気になって最終的に本命を止めて対抗にしたけど。ただこういうのは極めてレアなケースで珍しいから気にしないで、基本的にはMの馬体重理論の通りに買えばだいたい大丈夫だよ。あと国枝厩舎がそういうふうに作ってるというのもあるかもね。ステレンボッシュも休み明けで減りながら桜花賞を勝つわけだから。

編;そういえば桜花賞も、休養前が太いから減っても大丈夫という話での本命でしたもんね。それと勝負レースに選んだ直線競馬ですが縦目で3連複26倍的中ですけど、あれは馬体重の解説読んでバッチリ本線で買えましたよ。本命が「馬体減り注意」で減ってきて、対抗が増減無しでしたから。しかも本命は「転厩初戦で状態読めないので、対抗の馬単からも」という解説ですから、ほぼ本線的中で、3連単万馬券も当てやすかったです。しかも人気薄含めて、予想上位7頭がそのまま7着以内独占ですもんね(笑)。さすが走れる状態の馬は読み切ってますよね~。今回もですが、しっかり内枠の馬もケアして当ててくれるので助かってます。

今;ただ以前は内枠は3枠をケアしておけば基本良かったけど、最近は1,2枠もケアしないといけなくなってきたんで、点数が少し増えるんだよね。さすがにJRAも1,2枠も来るようにしないとということだろうけど。だから、当日伸びる場所が分かるときは枠も絞り込めるけど、前日だと読み切れない部分は残るかな。それと今週はこのレース以外にも転厩が鍵になったよ。

編;転厩初戦を本命が多かったですよね。日曜のもう一つの勝負レース、中ノ岳特別も転厩馬が本命で馬連3点目的中でした。

今;あのレースは本命が、直線競馬と違って間隔開けて増えていたからね。問題ない馬体重だからそのまま勝負で良いよ。

編;順ベクトルですもんね。

今;それで、新潟最終は6キロ減ってきたから、これはもうアウトね。

編;縦目で馬単61倍が当たったレースですね。あれも転厩初戦が本命で「馬体減り注意」で6キロ減でした。逆に対抗は間隔開けてプラス体重と順ベクトルですね。これは馬体重見て、単勝11.8倍もバッチリ勝負出来ますし、61倍も本線で当てられました。馬体重の注意を見れば、転厩レースを全部、きっちりと当てられましたね。

今;環境が変わってどうかは、調教だけではどうしても読み切れないんだよね。やっぱり馬体重でチェックするに越したことはないよ。リスクがあるからあんまり転厩馬は本命にしたくないんだけど、今年はやけに良いステップで出てくるから困る。この間の新潟の重賞もそうだけど、転厩でなければ確実に来そうなステップで出てくるんだよね。直線競馬にしても逆ベクトルに6キロ減っても5着だったから、普通の状態なら間違いなく勝ち負けだったよ。条件は合っていたから。

編;本命が7番人気で対抗が4番人気の、例の振り回し気味の予想ですもんね。単勝爆弾で、馬体重が合ってる対抗中心が正解でした。予想の解説にあった通りでしたよね。

今;それと対抗はもう少し人気かと思ったら7倍台だから余計にだよ。

編;今週も馬体重と馬場と、それとオッズですね。それで絞っていきます!それではオークスのデータ分析です。23年は、桜花賞勝ちのリバティアイランドが勝ちました。

今;桜花賞連対馬は39頭中20頭が3着以内だよ。数が多いから位置取りでとりあえず分けようか。

編;該当馬は11番手でしたよ。

今;それなら前走3角6~15番手くらいで見ていこう。そうすると22頭中11頭が3着以内だね。2走前はOP特別~GⅠと様々。比較的人気馬が飛んでいるパターンは前哨戦で連対している馬で、心身疲労の危険性が出てくる。2走前は、チューリップ賞で2番人気以内で4着以下だった2頭以外は、今回が良馬場だと連対していた。全く力を出し切れなかったタイプか、リズムが良いか、どっちかがベターというパターンだよね。3走前も今回が道悪でなかった場合は連対していた。

編;ちなみに2走前が阪神JFで連対していた馬はどうですか?

今;2頭共に1番人気で1着と8着だったよ。さすがに数が少なすぎてデータ分析は無理だね。一応来た馬は4走前が新馬戦で来なかった馬は重賞勝ちだから、一応蓄積疲労はない方が無難だろうけど。

編;2着ハーパーは桜花賞4着後の2番人気でした。

今;桜花賞3~5着は、53頭中12頭が3着以内だね。数が多いからとりあえず位置取りで分けよう。

編;該当馬は追い込んでましたね。

今;なら3角11番手以降だと17頭中5頭が3着以内だね。来た5頭の今回の位置取りは、3角7~11番手。今回3角11番手以内なら11頭中5頭が3着以内になる。延長である程度ついていこうと思えばついていける機動力のあるタイプがベターな感じだね。2走前は、チューリップ賞とFレビューで5着以内。前走が追い込んでいるから、ある程度タイトなレースに出ていてS質を補完していた方がベターかもだよね。3走前は、1勝クラス~GⅢで1着。あんまり強すぎない相手に勢いを付けているようなタイプがベターになっている。

編;3着ドゥーラは桜花賞14着後の15番人気でした。

今;桜花賞で二桁着順の馬は、54頭中7頭が3着以内だよ。来たのは前走10番人気以内で、このタイプだと35頭中7頭が3着以内になる。前走の脚質は3角4~17番手と様々。ただそのうち9番手以降が5頭だから、どちらかというと差し脚不発みたいなタイプがよく巻き返している。今回の位置取りも3角2~14番手と様々。ただうち6頭が前走より前に行く位置取りショックで、延長で追走が楽になって機動力を活かすみたいなタイプがよく巻き返している。2走前は、7頭中6頭が重賞で連対していて、そのストレスで凡走したMの基本タイプだね。で、もう1頭は逆にチューリップ賞を1番人気15着。勢いのあった馬か一切疲れのない馬というパターンだった。また2走前に1番人気だった馬は、9頭中5頭が巻き返している。3走前は、1勝クラス5頭とGⅠが2頭。鮮度がかなり高いか、逆にタフな経験をしている馬が有利というパターンだよね。それと阪神JFだと12月のレースだから、重賞でも蓄積疲労の心配が少ないのもプラスになる。ちなみに3走前が芝の1勝クラスだった馬は13頭中5頭が3着以内になってるよ。

(続く)


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