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2017.10.21 更新

<重賞データ分析コーナー>
*前日予想と違って、不定期だがほぼ毎週出走馬確定前に行っているMの次週重賞データ分析コーナー。
 前週のデータ分析を回顧し、当週の重賞を過去数年にわたってデータ分析しています。
出走馬確定前に分析しているので、今回の出走馬ではなく、あくまで近年の連対馬、人気で凡走した馬のステップを解析し、そのレースの質(特徴)を読み解くと同時に、Mにおけるデータ分析手法の実践を通し、その習得を目指したコーナーになります。

新たに編集S君の予想と、それに対する今井氏のワンポイントアドバイスコーナーが付いて、重賞分析がさらに使いやすく、増量パワーアップ!


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菊花賞データ分析


編;さてさて、いよいよMの祭典の1つ、菊花賞がやってきましたよ!今年も昨年同様、大きいの当てて貰いたいところです。が、その前に先週ですね。重賞は土曜の方でしたよね〜。府中牝馬S、本命のクロコスミアが勝って、単勝1040円、馬単5020円も当たりました。

今;日曜は阪神最終の万馬券的中くらいだったけどね。日曜のメインで万馬券当てないとだったよね〜。

編;僕は同じ格上げ戦でもワンブレスアウェイが良いかななんて思ってましたが、どうして前走逃げてるクロコスミアだったんですか?

今;ワンブレスアウェイは近走スローばかりだったから、重賞で相手強化の流れだと後手を踏む可能性も高いと思ったんだ。そこにメンバー的にハイペースまでは臨めないんで、緩い流れで好位の外々回ったらC系のしかも先行馬だけにさすがに集中力が持続せずにアウトだからね。そのリスクはあった。

編;なるほど、実際、ダッシュ付きませんでしたね。

今;それでも得意の内枠ならC系だけに内々で徐々に馬群に入れながら挽回して、イン差し競馬ならしぶとさと鮮度を活かすシナリオもあるけど。外枠だとハイペースか、スタートを決めて、しっかり馬群に潜り込む形じゃないと怖いのはあったよ。確かにクロコスミアは前走逃げショッックの後だけど、ここではテンのダッシュ力そのものがあるから、そもそもよほど運悪く隣の馬が暴れたりして出遅れなければ2番手以内は確約だからね。レース間隔を開けて、相手強化というハイテンション状態なら、逃げのショック激走後のストレスもある程度はクリア出来るし。あと、戦績以上に東京は向くという読みもあったんだよ。ダラダラ坂の適性が高いね。フローラSは単に輸送が失敗しただけだから、後は輸送がどうかに尽きる。結局、間隔開けて馬体増の逃げ馬だから、輸送も上手くいったということで、馬体減りがダッシュ力に影響を与えることもなく、圧倒的なスタートを決めて完勝だった。

編;なるほど〜。秋華賞は12番人気のメイショウオワラで来たのでリラコサージュ本命のときの再来か!と思いましたが、素直に対抗のリスグラシューからで当てにいけば良かったですかね・・・?

今;解説にも書いたように延長だったからね。この馬に2000mはぎりぎりだから内枠から、高速道悪の上がり勝負を狙って稍重想定で予想したけど、酷い雨になっちゃったから。悪いインを走っているうちに体力切れで、力尽きた。予報では日中は雨降らないって話だったけど、ずっと降ってたから仕方ない。厳しい流れを無理に追い掛けないで体力を温存して後方で矯めた2頭、特に体力勝負の適性が高い2頭の競馬になった。揉まれたくなくてパワー充分なハービンジャー産駒にはもってこいの展開だったよね。

編;前走のストレスはどうたったんですか?

今;一回、2走前に1000万を使うことで鮮度とクラシック路線に対するフレッシュさは持てたから。使うことで鮮度保つという、桜花賞のあとに500万を1回使ったのと同じ形だった。まぁ、何よりこの馬向きの馬場だったということに尽きるけど。

編;では早速菊花賞です!隔年で当ててるような気がするのが少し気になりますが(笑)、2年前は1,2番人気が馬券対象になって堅かったですからね〜。荒れることに期待して、昨年から見ていきましょう。神戸新聞杯勝ちの1番人気サトノダイヤモンドが勝ちました。神戸新聞杯連対馬はどうですか?

今;現行条件の神戸新聞杯連対馬は、17頭中10頭が3着以内。距離がかなり違うところに同じ関西で負担の少ない前哨戦だからね。ストレスが少ないぶん、やっぱり安定感は高い。基本的に敵は心身疲労だけだから、昨年のサトノダイヤモンドもそうだけど、前走2番人気以内で連対した馬なら、8頭中7頭が3着以内と相性は良い。激走でなかった馬は、心身疲労が少ない分、有利になるね。といっても全て当日2番人気以内で勝った馬は半分の4頭だから、圧倒的に有利というほどでもないけど。来なかった馬は前走3角13番手。他は全て前走10番手以内からの好位差しだった。Mの基本として、当然前走極端な脚質で連対した馬はストレスがきつくなる。まぁ、極端な脚質だけに、今回も流れに嵌まり切っちゃえばよっぽど弱い馬でもない限り上位には来る可能性も出てくるわけだけどね。前走3番人気以下だと9頭中3頭が3着以内と確率が落ちて、当日2番人気以内の馬は5頭もいたのに1頭しか来ていない。逆に4番人気が2頭来ているけどね。この人気馬より人気薄の方が来やすいステップは、いつも解説しているから分かるよね?

編;ええ、毎回話に出てきますから、さすがに。実績が無い馬、つまりストレスの薄い馬の方が有利なステップなので、自然に人気薄の方が来ているということですね。

今;そうだね。別に人気がないから有利とかいう問題じゃないってことだ。それだと単なる偶然というか、カルトみたいな話になっちゃうぞ。しっかりデータを見ていかないとだよ。来ている3頭のうち2頭は2走前に二桁着順に惨敗。2走前に二桁着順だったのはこの2頭だけだった。だから当然そのぶん今回は人気が無いわけだけど、このステップ最大の問題は前走人気薄で連対したストレスに尽きるからね。2走前に全く競馬をしていないわけだから、この2頭はストレスに関しては前走激走のぶんだけで済んだということになる。もう1頭は唯一今回人気で来た馬だけど、2走前は格下の準OPで1着だったから、トップクラスのカテゴリーストレスは薄かった。つまり人気がどうこうではなく、それまでのカテゴリーストレスがどうかと、それだけの話になる。ただやっぱり前走人気薄激走のストレスはきついから、2走前条件戦でも、昨年神戸新聞杯を6番人気で2着に激走したミッキーロケットは消えたからね。油断は出来ないよ。

編;2着は9番人気のレインボーラインが激走しましたが、この人気薄が今井さんの本命でした。

今;別路線だったし、強い相手にしぶといC系ということもあったけど。

編;ただ札幌記念からの登録は今年ないので、3着にいきましょうか。3着は神戸新聞杯5着後の6番人気エアスピネルでした。

今;神戸新聞杯3〜5着馬は22頭中7頭が3着以内。その7頭中5頭が2走前に1000万条件を使っていた。カテゴリーストレスの薄い馬の方が良いね。ちなみに2走前が1000万だった馬なら、8頭中5頭が来ていて、着順が人気を下回った馬は1頭もいない。仮に3走前が重賞でもね。さっき話に出た先週のディアドラがそうであったように、2走前が条件戦で3走前が重賞の方が、2走前が重賞であった場合よりカテゴリーストレスは薄い。その重賞が同じレースであってもだね。つまり、馬は記憶の連続性で走っていて、記憶=ストレスは新しい記憶によってある程度は上書きされる。レース間隔の影響より、使うことによる記憶の劣化、忘却の方が早いということだ。これは逆ショッカーの単行本にも書いてあるから、読んでおくと良いと思うよ。
 2走前が1000万でなかった馬だと、14頭中2頭が3着以内と率が落ちる。来た2頭は2走前ダービーで、弥生賞、皐月賞、ダービーと王道路線を使っていた。そのぶん、レース間隔がたっぷり取れたということもあるし、2頭とも皐月賞、ダービーでは連を外していたから、そういう意味で蓄積疲労も少なかった。蓄積疲労の少ないキャリアのある馬。特に短中距離といった忙しい条件でのキャリアが豊富な馬が面白い感じだね。そのぶん、逆に芝長距離でのカテゴリーストレスが薄くなるわけだし。

編;では15年です。この年はセントライト記念1着の5番人気キタサンブラックが来ました。

今;中山で行われたときのセントライト記念連対馬は、34頭中7頭が3着以内。菊花賞だと輸送の問題があるのと、セントライト記念の方がタフだから、若干疲労の問題で神戸新聞杯より数字は落ちる。来た7頭中5頭が今回一度はどこかで10番手以降に位置取りを下げた馬で、終始4番手以内だった馬は1頭しか来ていない。といってもその例外は7番人気で来ているわけだから、位置取り系データというのは一般的なペース関係になったときの話で例外はつきものだけど、基本的には今回差す馬の方が確率が高いということだ。その例外も前走は一端8番手まで下がっていたように、抑えることの出来る馬の方が無難だよ。前走に関しても1頭を除けばみんな一端5番手以降に下げていて、例外の1頭は逆に2番手から今回は一端10番手に下げる思い切った位置取りショックを仕掛けていたから。
 あと1頭を除くと2走前は全て2200m以上を走っていた。これは神戸新聞杯組とは違う現象だね。神戸新聞杯はL条件だけど、中山の2200mはS質のきつい条件だから、それまでにS質を弱めるような、少し単調な競馬をしていた方が延長にスムーズに対応出来るということはある。それが差し馬優勢の理由の一つでもあるしね。2走前が2000m以下だと17頭中1頭だけしか来ていない。ただ2番手に先行して4着に来た馬は2頭いるから、「先行馬の延長」というMの順ショックで流れに嵌まりそうな場合は多少マークは必要だけど。唯一来た馬は前走3角5番手から一気に13番手に下げる位置取りショックを施して来た。来にくいステップの場合は位置取りショックの嵌まり待ちが基本になるね。まぁ、2走前が2200m以上の馬でもかなり消えているけど。

編;2着のリアルスティールは神戸新聞杯2着後の2番人気でした。これはさっきみたやつですね。2番人気以内で連対して、好位差し。安定感の高いタイプでした。

今;しかも連対といっても1番人気で2着だから、力も余っていたしね。

編;3着のリアファルも神戸新聞杯1着の神戸新聞杯連対組でした。

今;3番人気で連対だから、若干疲れの影響が出やすいステップだった。ただ、2走前は準OPで、3走前はダート。芝のオープンは今回が初、というより芝自体が3戦目だから、このステップ最大のウィークポイントであるカテゴリーストレスに関してはかなりフリーな状態だったよ。

(続く)

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