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2018.2.17 更新

<重賞データ分析コーナー>
*前日予想と違って、不定期だがほぼ毎週出走馬確定前に行っているMの次週重賞データ分析コーナー。
 前週のデータ分析を回顧し、当週の重賞を過去数年にわたってデータ分析しています。
出走馬確定前に分析しているので、今回の出走馬ではなく、あくまで近年の連対馬、人気で凡走した馬のステップを解析し、そのレースの質(特徴)を読み解くと同時に、Mにおけるデータ分析手法の実践を通し、その習得を目指したコーナーになります。

新たに編集S君の予想と、それに対する今井氏のワンポイントアドバイスコーナーが付いて、重賞分析がさらに使いやすく、増量パワーアップ!


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フェブラリーSデータ分析


編;先週は京都記念お見事でした。本命が人気薄のクリンチャーで、馬単6760円が3点目、3連複1260円が2点目、3連単16450円の万馬券も7点目的中ということでした。単勝10.5倍も美味しかったですよね。僕は予想したらレイデオロのつもりだったので、忙しくて助かりましたが(笑)。

今;10頭立てだからね。これだけ付けば充分だったよ。馬体もちょうど4キロ増なんて休み明けとしては理想的に増えていたし、馬場も想定通りの道悪だったしね。いつものように馬場、馬体重のあっているレースで勝負するに越したことはないからね。

編;クリンチャーは菊花賞連対のストレスはないんですか?

今;あるにはあるだろう。でもそれを言ったら、レイデオロ、モズカッチャン、クロコスミアもみんな前走激走のストレスがあるしね。

編;3頭とも前走は今井さん評価してましたもんね。それで実際激走した馬ということは、M的なストレスがあるってことですね。

今;そうだね。ミッキーロケットは芝中長距離の中長期ストレスの一番きつい馬だしね。むしろクリンチャーは初古馬戦、初古馬重賞だから、鮮度は上だよ。Mの純粋適応だと、前走惨敗のディアドラ、アルアインもいるけどね。あとは、細かい技術的な分析になってくる。ディアドラは追い込み続きの活性化の薄い状態で、古馬トップクラスとこの重い馬場の2200mでのガチンコ勝負で勝ちきれるほどのものがあるかどうか。アルアインは枠的にも、タイプ的に外を回すことになるから、それで今の馬場状態を外から押し切って勝てるほどに圧倒的な力差があるのかだね.
 クリンチャーは重の2200mなんてのはうってつけで、京都適性も上がりさえ掛かれば抜群だ。このメンバーなら前に行く位置取りショックも騎手が意図的に抑えない限り間違いない。問題は休み明けだよ。新馬とオールカマーの成績が悪すぎるからね。特に新馬は今回と同じ重で惨敗だった。こうなると、叩かないと駄目な馬、ないし、陣営が意識的にそう作っている可能性は否定できない。ただ調教を見る限り、かなり仕上がりは進んで、陣営もやる気を見せている。とんでもない馬体重で出てこなければ、対応出来る範疇だろう。大幅増や妙な馬体減りで出てきたら、勝負しなければ良い話だし。
 恐らく、そもそもが重い馬だから、休み明けで追走はもっさりとするだろう。それでも先行馬がいない道悪の2200mだ。なんとかついていけるだろうから、あとは最後に短縮のパワーを全開にすれば、他の馬が苦しがるところを押さえ込めるというシナリオだね。良馬場でも結構上がりの掛かるときが多いのがこのレースで、今年の馬場なら乾いても先行さえすれば35秒台の脚でも勝てるはずだから、問題ない。少頭数で断然人気のレイデオロが切れないから、勝負レースってほどではなかったけどね。
 で、実際前半は速い流れにならないで楽に追走出来て、それでいて重い馬場で道中のペースはさして緩まずに上がりも掛かるという、この馬向きであり、また逆ショッカー向きでもある流れになったから、押し切れた。

編;そういえば、3着まで逆ショッカー独占だったですね。

今;そうだったね。やっぱり前半の入りが遅いけど、そのあとあまりペースが緩まないでタフなレースになると、逆ショッカーはかなり有利だよ。10頭立てで、ほぼ自動逆ショッカーに近かったし、逆ショッカーの教科書に載せても良いやつだよ(笑)。先週当てた東京新聞杯も、テンの入りが楽だったから、リスグラシューが逆ショッカーを楽に決めて勝っちゃったのもあったし。

編;なるほど。あれは東京新聞杯で、逆ショッカーの単行本でも取りあげていたレースですもんね。まさにエリザベス女王杯からで、同じ構造でしたから凄かったです。あとクイーンCですが、本命の7番人気アルーシャが3着で、対抗の3番人気テトラドラクマが1着でした。2着も67点の馬で、上位評価が独占ですから、だいたい読み通りでしたかね?

今;あれね。終わったときは予想順番だと1位−2位−5位決着だったから3連複155倍を4点目で当てたつもありでいたら、後から見ると当日は2着馬の方が同点で人気になってたんだね〜。ということで当日人気の方が同点なら評価下がるルールにしてるんで、6点目での155倍的中になっちゃったよ。確か締め切り5分前までは4点目的中だったんだけどね(笑)。

編;まぁ、みなさん携帯サイトの予想順番通りに買っているんで、4点目で万馬券当てたんじゃないですか。そんなに4点目も6点目も変わらないですし。僕は◎と、69点2頭、67点までのフォーメーションで万馬券当てたんで、ガッツリ稼ぎました。今井さんが自信度55%って微妙なラインしてきたんで、いっぱい買おうと(笑)。単勝12倍で2回に1回以上来るんなら、買っちゃいます。

今;そういう返しが来たときは、そんなもんかなと思ったけど、馬体重見て「やっちゃった」って思ったよ。8キロ減だもんね〜。調教しっかりしてない小さい馬が間隔開けて8キロ減はかなりまずい。

編;解説で「調教どうかで大幅増減注意」でしたもんね。

今;あれで確率は35%くらいになったかな・・・。

編;今井さん、かなりテトラドラクマの単勝も買ってたみたいですね。2頭とも配当ついてたんで、単勝爆弾ですか?

今;本命がまずい馬体重で、対抗で5.6倍ならね。単勝ばかりか他のもこっちからも買ったよ。しかもハイペースで追い掛けちゃうから大変だった。今回は解説のように差す予定だったんだけど。まぁ、スタート決めたんで揉まれ弱い馬だから行ったんだろうね。まさかあんなハイペースになるなんて思ってなかったろうし。実は当日の馬体重以外に、計算ミスが少しだけあったんだよ。

編;なんでしょう?

今;本命をアルーシャか対抗のテトラかで悩んでいたわけだけど、前日が東京芝は高速上がり連発だったんだよね。で、今回もそこまで先行馬が多いわけではないから、差しだと33秒台の上がりが必要になる可能性が高いと。そうなるとパワー型のテトラより上がり勝負のアルーシャの方が勝ちきるチャンスは大きいという結論だった。それがハイペースで上がり35.9だもんね。しかも2頭が強引に先行して、その流れを作ってるっていう驚きの展開だ。パワー型のテトラはあれで正解だけど、よくもまぁ、あれだけ前提のシナリオが全部崩れても、上位評価馬が揃ってきたもんだよ。

編;どうして想定が狂っても来たんですか?

今;ここは3歳限定で牝馬の芝戦だからね。いつもいうようにステップとタイプ、血統が極めて重要になる。多少想定とずれても、だいたい狙い通りに収まっちゃうことが起きやすいんだ。特に今回のように万馬券みたいに荒れればね。人気薄でも走れるって馬は限られてるから。それにしても全然想定と違う競馬だったけど。

編;共同通信杯も本命の「大幅増減注意」のステイフーリッシュが12キロ減で、少しだけ絞れればベストという解説だった対抗オウケンムーンが10キロですが絞れたんで、この馬体重ではやっぱり対抗のオウケンムーン勝負が正解ですかね?単勝も13倍付いてましたし。今井さんもかなり単勝買ってましたが?

今;そうだね。本命が危険な馬体重で、対抗が合ってるベクトルで、人気も対抗の方がないんだと、そうした方が無難だろう。一応ステイフーリッシュからも責任とって買ったけどね。

編;あれって、ワンポイントアドバイスで「入れ込んで大幅減の可能性がある」っていうような話で、実際にそうなっちゃったんですが、どうして分かるんですか? 今;血統と走りから、テンションは上がりやすいのはね。それで輸送だから、輸送に失敗すれば、ああいうふうに入れ込んで大幅減で終わりになっちゃうリスクはある。まぁ、あのレースはスローの内競馬だから、どんな状態でも4着馬みたいにでも乗らない限り、外枠の差しだと上位には来てないだろうから諦めもつくけど。 編;それにしても重賞は3レースとも、本命か、本命の馬体重が指定よりまずかったときは対抗が勝ちましたね〜。

今;同じことの繰り返しだよね。まだ厳寒期だから、重賞クラスでも仕上げミスは起きるんで、先週も言ったように馬体重は指定とどうか、見た方が良いよ。人気なければかなりおかしい馬体重でも勝負しても悪くはないと思うけど。

編;それではフェブラリーSの分析にいきましょう。昨年はチャンピオンズC12着後の2番人気ゴールドドリームが来ました。ただ登録馬が多い割にこういうタイプはいないみたいなので、次行きましょう。2着は根岸S2着後の5番人気ベストウォーリアが来ました。

今;根岸S連対馬は、27頭中9頭が3着以内。この中で比較的危ないのが今回3角10番手以降だった馬で10頭中2頭しか来ていない。追い込み馬の距離延長はやはり嫌な材料だね。ただ来た2頭は今回4角でも15番手と16番手でほぼ最後方待機策だった。ここまで極端に決め打ちしちゃえば、流れに嵌まり切っちゃうときは嵌まっちゃうから。あと2走前にもオープンで連対していた馬は15頭中2頭しか来ていないで、4番人気以内の人気馬も4頭中1頭しか来ていない。やっぱりこのステップ最大の弱点は前哨戦連対のストレスだからね。それまではストレスのない方が無難だ。別に2走前連対していても、それまでにカテゴリーストレスを軽減する仕掛けがあれば良いけど。ちなみに来た2頭のうち1頭は3走前が芝、もう1頭は2走前が11月とレース間隔の開いた地方のレースだった。つまりこの馬だね。それまでもずっと地方だったし。ただ2走前にダートで6着以下だった馬は3頭いて1頭も来ていない。前走が激走過ぎても反動が嫌だね。3頭しか例がないから、これをして判断するのは危険ではあるけど。それと今回が重、不良だった年は5頭中3頭が来ている。延長で好走馬だから、摩擦レベルが弱くなればなるほど確率が上がるということにはなる。

編;3着はやっぱり根岸S1着と連対した1番人気カフジバンガードでした。確かに2走前は4着と連対していませんね。

今;重賞のキャリアもまだ5戦で重賞連対も前回だけだしね。それとこの年は結構時計が良馬場にしては速かった。同じように良馬場で時計が速かった13年と14年は、3着以内には来なかったものの、あわやの4着に根岸S組の人気薄が突っ込んでいるから、高速レースになると延長のスピードは少し怖いね。高速化が進んでいるということかもしれないけど。

編;それでは16年です。この年も根岸S1着の2番人気モーニンが来ました。確かに2走前はまた連を外していますね。

今;それで3走前は準OPで、5走前は500万だから、鮮度があって蓄積ストレスがないと、前哨戦連対馬は怖いね。それにこの年は重で摩擦のないレコード決着だったから余計に延長馬は有利に流れたのはあった。

編;2着のノンコノユメはチャンピオンズC2着の1番人気でした。

今;チャンピオンズC連対馬は過去にこの馬しか出走がないからデータ的にはなんともだね。一応阪神1800mで行われていたジャパンC連対馬も交えると、5頭中4頭が3着以内だから安定感はある。レース間隔が開いているから、ストレスも薄らぐんでね。ただ、5頭全てが1番人気に支持されて、うち2頭が連を外して、勝ったのは2頭だから、抜群と言うほどでもない。来なかった1頭は唯一2走前に負けていた馬。圧倒的な勢いで来ていないと、ストレスに対抗出来ない可能性が出てくる。あと来なかった馬は3走前が10月。連対した3頭は全て3走前が7月以前。あと連対した3頭は4,5歳馬で、3着以下の2頭は6歳馬。つまり、GT連対後だけに、レース間隔が開いていても、中長期ストレスのきつい馬は危うさがあるということだね。もちろん、同じである必要は無いけど、ある程度中長期ストレスを弱める仕掛けは欲しい。

編;3着のアスカノロマンは東海S1着の7番人気でした。

今;東海S連対馬は7頭中3頭が3着以内。来た3頭は5歳馬で、5歳馬は4頭中3頭来ている。まぁ、残りが7歳馬の3頭だったから仕方ないけど、生涯のトップクラスストレスがきつすぎない方が連対馬だけにベターではある。あと来た3頭は0.3秒以上千切って勝っていた。そういうタイプでも来なかった馬もいるけど、ダートのチャンピオン競走らしく、S質の勢いがあったほうがベター。弱い相手に楽に勝ってきているっていうのも、ストレス面でプラスになるしね。あと2走前がジャパンカップDだった馬以外は連対していた。あまりに前走が急変過ぎると、反動の怖さもある。

(続く)

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