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2018.6.16 更新

<重賞データ分析コーナー>
*前日予想と違って、不定期だがほぼ毎週出走馬確定前に行っているMの次週重賞データ分析コーナー。
 前週のデータ分析を回顧し、当週の重賞を過去数年にわたってデータ分析しています。
出走馬確定前に分析しているので、今回の出走馬ではなく、あくまで近年の連対馬、人気で凡走した馬のステップを解析し、そのレースの質(特徴)を読み解くと同時に、Mにおけるデータ分析手法の実践を通し、その習得を目指したコーナーになります。

新たに編集S君の予想と、それに対する今井氏のワンポイントアドバイスコーナーが付いて、重賞分析がさらに使いやすく、増量パワーアップ!


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函館スプリントSデータ分析


編;先週は土曜に東京12Rで3着まで予想通りで3連単14720円の3連単万馬券1点目的中とかありましたが、天気が読めずに難しかったですね。

今;そうだね、重賞も微妙にずれちゃったし。

編;重賞はどっちも対抗の方でした。マーメイドSは、対抗の10番人気アンドリエッテが内突いて勝って単勝17倍付きましたが、本命は大外回っちゃいましたね。単勝はアンドリエッテも結構今井さん、買ってたみたいですが。

今;配当がばらけて、最低でも単勝6倍からのレースだから、馬場も分からないし、そうなると馬場に嵌まる馬が勝つ可能性が高いんで、単勝爆弾は有効になるよ。本命にしたレイホーロマンスは前日3番人気だったのに1番人気になっちゃうし、内伸び競馬で、内枠なのに伸びない大外を回っちゃうしで、散々だった。

編;アンドリエッテやワンブレスみたいに枠なりに走ってれば来てたでしょうけど。

今;当日、1番人気になったからね。期待値が下がることより、岩崎だから。割れた人気で6倍とはいえ、自分が重賞で1番人気だって知ったら、ビビって安全策で大外を回る確率高くなる。それだけはやめてくれと願って見てたけど、結局内枠なのに大外回しちゃったよ。3,4番人気だったら、アンドリエッテみたいに枠なりに一か八か乗った可能性が高いけどね。ハービンジャー牝馬であのステップで荒れ馬場なら内の馬群は割れる心身状態だったんだけど。

編;人気は期待値だけでなく、そういうところにも影響するんですね〜。

今;特にこのレベルの騎手の場合は、当日の人気は重要な要素になるよ。大きいレースになればなるほどね。

編;レイホーロマンスはハービンジャー産駒の延長2000mで分かるんですが、アンドリエッテはどうして対抗に抜擢したんですか?

今;道悪が向くのと、鮮度時の荒れ馬場なら馬群を割れるタイプの、ディープインパクト牝馬によくいるやつになる。2000mは微妙に長いんで、内枠で矯めてロス無く乗るのも期待したら、その通りに乗ったんで勝った。ただ、ワンブレスが難しかったよね。出遅れなければ内枠向きで良いんだけど、先入れの1番枠では出遅れる可能性の方がかなり高いから。スタートはワンブレスとキンショーがいつものように出遅れてくれるのをまずは念じながら見てたけど、何故だか2頭とも今回は普通に出ちゃったしね。これだとどっちか馬場に嵌まった方は来ちゃうかもなとは覚悟したけど、内伸び競馬のぶん、ステイゴールドの競馬になった。

編;エプソムCも対抗の方でした。通ったところの差でしたかね。

今;サーブルは伸びないインに突っ込んだぶんだった。

編;騎手も今回は策に溺れましたかね〜。あれならハクサンにしとけば良かったですよね。

今;サトノアーサーが来るほど、外有利の単調なパワー馬場になるとは思わなかったから、お手上げで諦めも付くけど。重で外回ると伸びないという狙いも、東京は外差し馬場になってた。極端な馬場になりそうだから、どこに焦点を持っていくのか、解説した通りに難しい状況ではあったけど。

編;1番人気のキングカメハメハがM的にストレスきつくて面白そうだったんですけど、確かに天気が読めませんでしたよね〜。それでは今週は函館スプリントSでいきましょう。このレースは『短縮×逆ショッカー』の中で詳しく解説して、発売後に、実際その通りのステップだったジューヌエコールが勝ったんでしたよね。

今;そうだったね。予想も簡単だったよ。

編;馬単60倍と単勝7.2倍は美味しかったですよね〜。東京新聞杯もそうですけど、単行本で詳しく取り上げたレースで、解説通りに逆ショッカーが走っていきましたよね。

今;レース質にマッチしたタイプの馬が出てくるかどうかという問題はあるけど、レースの構造そのものが大きく変わることはないから。

編;それでは早速分析にいきましょうか。昨年はその本命ジューヌエコールが勝ったわけですが、残念ながら今年は桜花賞からの出走はないので、2着ですね。2着には1200mのOP特別鞍馬S連対からのキングハートが来ました。

今;函館スプリントSが7月になってからのデータで見てみると、鞍馬S連対からは4頭中1頭が来ている。ただ別定だったのは昨年だけで、それまではハンデ戦だったんでデータ分析するにはサンプル不足だよね。昨年初めて来たということは、別定戦になって多少確率が上がったということは考えられ得るけど。一応参考として、データが少ないんで、鞍馬Sに限らず、休み明けを除く1200mのOP特別連対馬全体で見てみよう。そうすると6頭中2頭が3着以内だ。同距離のOP特別連対ということでストレスがあるけど、案外別路線になりやすいのと、鞍馬Sだとレース間隔が開くというメリットもあるから、一応の注意は必要という感じだ。
来た2頭は3走前が準OPだった。3走前が準OPだったのはこの2頭だけで、これはいつものパターンで、何せ同距離のオープン連対なんだから、M的には当たり前の話だけど蓄積のカテゴリーストレスの薄い方が有利ということだね。もちろん、別に3走前が準OPでなくても、距離とか条件とか間隔とか、何らかの形でストレス軽減要素がある馬なら注意ということになる。あと来た2頭は前走3角2番手と7番手。7番手の馬は18頭立てだった。ある程度流れの只中に入っていった馬の方が、単調なOP特別からなんで、厳しさの質に慣れるという意味ではベターな感じだ。ただ、これはサンプル数の少ない位置取り系のデータなんで、ペースによることが大きくて参考までの話だけどね。

編;では16年です。この年も桜花賞からの逆ショッカーだった12番人気ソルヴェイグが勝ちましたが、このステップはいません。2着のシュウジもNHKマイルCからでいませんね〜。

今;そうなんだ。本でも解説したように、この時期は無理に1600mを走っていた3歳馬が短距離に方向転換してきて、鮮度で激走しやすいのに、もったいないね。

編;陣営もちゃんと本を読んでステップを勉強しないとですよね(笑)。3着のレッツゴードンキもヴィクトリアMからの短縮で登録ないです。近2年でここまで例がないのも、珍しいですね〜。

今;せっかく3歳や牝馬限定戦からで、別路線の短縮になって有利なのにね。

編;では15年にいきましょうか。

今;その前に位置取りの話で思い出したけど、これとは関係ない話なんだけど、蛯名のサトノアレスね。京王杯SCの。

編;追い込んだやつですか?

今;うん。

編;あれって、本命で勝った4番人気のムーンクエイクの対抗がサトノアレスで、せっかくの高配当馬単1点目的中のはずが、最後方からで3着になったショッキングな騎乗でしたよね。確かにあれには参りましたよね〜。

今;そうなんだけど、もっと参ったのはその後のコメントだよ。「安田記念に向けては1400mで下手に動かない方がよいと考えた」みたいな話だった。

編;それは余計に馬券買ってる方にはショックじゃないですか。先のこと考えて敢えて最後方のままだなんて。

今;まぁそれはそう乗るって読めないで対抗評価にしたんだから仕方ない面もあるけどね。それより、安田記念に向けて、不味い騎乗だったってことだよ。あれ、京王杯SCでもっと仕掛けて乗っていれば、活性化してスムーズに馬群の中を追い上げていって、安田記念は勝ってた可能性が高い。そのコメントを読んで、びっくりして安田記念は本命でなく対抗にしたのもあった。せっかくの7番人気だったのにね。

編;なるほど。

今;活性化させないと、次走延長でも相手強化のGTだからね。前走で追い込んでいたら、捌けなくなるリスクが上がるんだよ。まぁ、確かに安田記念で外枠でもひけば、前走の後方待機の経験も活きるかもしれないけど、内枠だったから、余計にね。活性化は欲しかったね。


(続く)

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